言葉の名残りについて

日々の疑問をつらつらと。

日々の疑問をつらつらと。

普段何気なく暮らしていると、
当たり前に或るものや、わかったつもりになっている事には疑問を感じ無くなっているもので。

最近の大河ドラマや時代劇を見ていると、かなり現代語になっているなぁ、と。
今では誰も使わなくなった言葉では理解しづらいという配慮からだとは思うけど、逆に時代感が薄れている気がしてしまう。
元々が時代物が好きな人にとっては聞き慣れていても、よく分からない単語や動詞が飛び交うと見る気が失せてしまう人もいるからだと理解は出来る。
結婚という言葉も結納までは聞いたことがあっても、高砂(たかさご)や、で分かる人は結構時代物が好きな人だと思う。
ただ、使われなくなった言葉とは逆に、今でも使われていて残っている言葉たちが調べてみると面白い。
語感の心地良さや、便利さが今でも残っている理由なのではと思うので、言葉の名残りたちをLet’s research.


お墨付き
元は江戸時代に将軍や大名が家臣の所領などを保証する文書の末尾に、墨で自らの署名(花押)や印を押したことに由来。
今は名声のある人や組織から得た保証や認可に使われる。

折り紙付き
江戸時代に刀剣の鑑定の権威であった本阿弥家などが、真作(本物)と認めた刀や書画に鑑定書(折り紙にして)を添えたことに由来。
「実力は折り紙付きだ」みたいに今でも確かなことへ例えとして使用。

太鼓判
戦国時代に甲斐の武田信玄が発行した「甲州金」の縁にある、太鼓の鋲(びょう)のような丸い模様が「太鼓判」とよばれ、
品質の保証(偽造防止)として機能していたことが由来。
「お墨付き」と似たような意味だけれど、商品に使われるイメージ。

極め付き
江戸時代に刀剣や骨董の鑑定書を【極め書き】や【極め札】と呼び、「折り紙付き」と同じく確実な保証を指した事が由来。
今ではより確実なものを「折り紙付き」、ダメ押し的な意味合いで平均より抜きん出ていることを「極め付き」と使用されているイメージ。

顔が利く
歌舞伎の楽屋で中心的な人物を【顔役】や【頭だつ人】と呼び、転じて名声や評判が相手に対して影響する事が由来。
その後は任侠の大親分や町を取り締まる人を【顔役】と呼んだ事が今に影響してるらしい。
今では【顔パス】という言葉に置換されているかも。

お株を奪う
江戸時代に官(役所)に認められた営業上の独占権や地位、得意芸を指す【株(御株)】を、それ以上の腕前で披露し凌駕してしまい、相手から文字通り「お株を奪ってしまう」のが由来。
スポーツや芸事で今でも使われている言葉。


他にもたくさんあって、中々面白い。
ちなみに【極め付き】を今は【極め付け】ということが多いけれど、それは誤用らしい。
といっても誤用が広く認知されて、そちらのほうが意思疎通出来るなら正しい日本語はそれじゃないかと思う今日この頃。

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