日々の疑問をつらつらと。
普段何気なく暮らしていると、
当たり前に或るものや、わかったつもりになっている事には疑問を感じ無くなっているもので。
寒い季節も終わり初夏が始まったこの頃、湿度と共にやってくる憂鬱な彼ら、そう虫たち。
ハエだのゴキブリだのと人類の天敵が跋扈する季節です。
さっそく薬局に行って虫対策の商品を選んでいる時、ふと、
そういえば子供の時はなんでもなく触れた虫も今は苦手になってるものが多いなぁ、と。
例えばカエルとかカマキリとかセミとか、普通に捕まえてたけれど、今はちょっと躊躇してしまう。
大人になるにつれ経験則からカエルの触感とかカマキリの鎌の痛さとかを知ってしまい、
少しずつ避けるようになったからかなと思っていたけれど、
見た目で最初から怖いと思うものはなんでだろう、と。
今でも小さい蜘蛛なら触れるけれど、女郎蜘蛛みたいなのはただただ恐怖。
蝶々は捕まえられるのに蛾はキツイとか。
虫に限らないけれど、人それぞれ恐怖対象って違うよなぁということでLet’s research
高所恐怖症とか閉所恐怖症などはよく聞く有名な恐怖症だけど、これは想像出来る症状。
英語ではphobia(フォビア)と呼ばれていてギリシャ語の恐怖を意味するphobos(ポボス)が語源らしい。
エレベーターに閉じ込められたとか、蜂に刺されたて酷い目にあったとかのトラウマから発症して、
軽度な人はいいけれど重度の人はパニック障害のようになるそうで、大変お気の毒。
虫でいえばarachnophobia(アラクノフォビア・蜘蛛恐怖症)とかは有名だけれど、
単一恐怖症というカテゴリーに分類されるそうで、蜘蛛だけに恐怖を感じるとか。
ちなみアメリカでは3大恐怖症と言われているのが、高所恐怖症、動物恐怖症、雷恐怖症。
雷は近年増加傾向にあるらしく、他の2つと並ぶくらい患者が多いんだとか。
恐怖症は不安障害のことで多岐に渡るそうで、普段の生活の中にあるモノにさえ恐怖してしまう症例もあるらしく、
ボタンやら片栗粉にも恐怖してしまう人がいるとか。
そこまで行くと心の多様性も広すぎて治療も難しそう。
色々記事を読んでいると、やはり生存本能に由来するものが多いそうで、
蛇を怖がるのは捕食者の蛇と被食者である哺乳類の関係から鱗を恐れる本能が出来上がったためと、
名古屋大学が研究結果を発表した記事がありました。
古の無意識に蓄積されたものが恐怖の正体なら、恐怖症に個体差があるのも頷ける。
そんな中、ゴキブリの記事を発見。
出現当初から完成体 ゴキブリが地球上に出現したのは、およそ3億年前の古生代石炭紀とされています。人類の直接的祖先である新人類が現れたのが約20万年前といわれていますので、ゴキブリの歴史は人間のそれの1500倍以上になります。つまり、ゴキブリは人間のはるか上の先輩なのです。驚くべきことに、彼らはこの間、ほとんどその姿形を変えなかったことが、現存する化石の研究から分かっています。ゴキブリが「生きた化石」ともいわれるゆえんです。 (出典:国立感染症研究所 昆虫医科学部第三室 室長の記事より抜粋)
ゴキブリ達からすればごく最近になって出来た恐怖の対象で、
人類恐怖症の生物って地球で一番多いかもと思ってしまう今日この頃。