日々の疑問をつらつらと。
普段何気なく暮らしていると、
当たり前に或るものや、わかったつもりになっている事には疑問を感じ無くなっているもので。
最近はあまり見なくなったけれど、『大安吉日セール』とか『仏滅割引』のような商売に多く使われる六曜。
子供の頃から身近にあったのであまり深く考えたことは無かったけれど、日本以外では聞かないこのシステム。
六曜って一体なんだろう、ということでLet’s research.
そもそも六曜の起源は、約2000年前の中国の占術「六壬神課(りくじんしんか)」から派生した「小六壬(しょうろくりん」とされ、
元々は時刻の吉凶を占っていたそう。
それが14世紀頃に日本に伝来され、字や意味が段々と変化しながら江戸時代末期に庶民の間に広がった。
その際に時刻の吉凶ではなく日の吉凶に変わり庶民の間で浸透したらしい。
なので起源は中国だけれど、読みだけは名残りがあるけれど意味も字も完全に別物。
日本お得意の魔改造です。
その六曜の種類とざっくりとした意味は、
1 先勝(せんしょう・さきがち) ・午前:吉 午後:凶
・「先んずれば勝つ」。午前中に物事を済ませるのが良いとされる。
2 友引(ともびき) ・朝夕:吉 正午前後:凶
・「友を引く」と連想され葬儀が避けられる。
3 先負(せんぷ・さきまけ) ・午前:凶 午後:吉
・「先んずれば負ける」。急がず、どっしりと構える日。
4 仏滅(ぶつめつ) ・全日:凶
・何事も控えめに、という日。
5 大安(たいあん) ・全日:吉
・最も縁起が良い日。
6 赤口(しゃっこう・せきぐち) ・正午前後のみ:吉 それ以外:凶
・火や刃物に注意。
ちなみに元になった中国の小六壬は、
大安(吉)
留連(凶)
速喜(吉)
赤口(凶)
小吉(吉)
空亡(凶)
と、大安と赤口以外はまるで違う、というか仏滅が入っている時点で日本らしさ全開だけれど。
ただ、そのわかりやすさと根拠が歴史ある中国の吉凶占いから派生していることから、
江戸時代の庶民の間でバズった。
婚礼はめでたい日に挙げようとか、今日は日が悪いので控えようとか、験やら縁起を担ぐのが大好きな日本人にはうってつけだったぽい。
時代が変わり、明治政府が六曜は迷信なので廃止と決めてからは逆にさらに燃え上がった。
明治5年に旧暦から新暦に制度が変わってからも、旧暦に合わせて六曜がわかるように新聞や雑誌、カレンダー等の民間側で印字して、生活文化に根付くように。
特に冠婚葬祭の慣習が完全に六曜に支配されていたので、政府が廃止と言っても変わらなかったのでしょう。
禁止であれば変わっていたかもだけれど、公的な暦からの廃止なので、文化それ自体は消えなかったようで。
戦後になると完全に商売との直結が顕著になり、
友引→火葬場が休み
大安→結婚式場の予約殺到。
仏滅→引っ越しや結婚式場の割引プラン登場。
などなど、信じていようがいまいが社会の仕組みとして定着。
「私は信じていないけれど、結婚相手の親や親戚の事を考えると・・・」
強制もされていないし、信じてなくても結構。ただ無視すると〝角が立つ“。
今も昔も同調圧力と空気を読め文化は健在です。
信じるというよりそれで収まるならいいじゃないという実に日本らしい六曜文化。
ただデジタルカレンダーにも六曜があると、
日本の妖怪がスマホで行動スケジュールを確認している画が思い浮かんでしまう今日この頃。

