日々の疑問をつらつらと。
普段何気なく暮らしていると、
当たり前に或るものや、わかったつもりになっている事には疑問を感じ無くなっているもので。
最近はポイントやら割引きやらに惹かれてキャッシュレス決済ばかりになってしまったけれど、
このお店ではこのアプリは使えないとか、この施設では現金のみとかで結局いくらか財布に紙幣を入れている。
なんか便利なんだか手間が増えたような、不思議な時代。
つい最近には紙幣も刷新されて、渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎の令和の三面子に。
これからはスマホ決済とカード決済、もしくは生体認証決済に移行していくかもしれないので、
紙幣はこの三面子が最後の紙幣の顔になるかも。
現金が無くなるのは少し寂しいけれど、時代の流れですねぇ。
そもそも紙幣の始まり自体をよく知らないので、早速Let’s research
最近はAIに聞く事が増えてしまっているけれど、簡単に情報を手に入れることが出来る代わりに、
最小単位な情報止まりで、いまいち味気ない。とは言っても聞くのだけれど。
AI曰く、
゛日本の紙幣の歴史は、江戸時代の「藩札」から始まり、明治時代に政府紙幣や国立銀行紙幣を経て、
日本銀行券へと発展しました。
特に、1885年(明治18年)に発行された日本銀行券「旧十円券」は、
大黒天の絵柄から「大黒札」と呼ばれ、日本の紙幣の歴史における重要な一歩となりました。”
ほうほう。
藩札とは各藩が発行した地域通貨で、幕府の金貨・銀貨に対応する「金札」「銀札」として流通したものだそうで、
1610年(慶長15年)頃に伊勢山田地方で発行された、商人の信用を基にした紙幣が日本最古のものらしい。
『山田羽書(やまだはがき)』と呼ばれ、今の伊勢市近辺で使われていたそう。
こちらのHPで詳しく載ってます。
http://www.isekawasaki.jp/hagaki/
現代のようにホログラムや特殊インク等の偽造防止が無い時代、やはり偽札作りが横行したそうで、
各藩は信用失墜を避けるために偽造防止にかなり力を入れていたとか。
現在でも紙幣に使われている「透かし」はこの頃に開発されたそうで、他にもエンボス加工、表面塗工、
貼り合わせや、特殊文字、隠し文字、精緻な印判、多色刷り等の工夫を凝らしていたそう。すごいな。
結局この技術が後世に引き継がれて行くのだけれど、偽造側もどんどんLvUPしていったらしい。
このイタチごっこが今のモノづくり日本の土台になったのだとしたら皮肉なもので。
400年も前に使用されていた紙幣が、現在はキャッシュレスになり紙幣そのものが無くなる時代。
ちょうどその過渡期に生きているのだと思うと、不思議な感覚に。
セキュリティチェックがどんどん厳しくなって、みんなが安心して使える経済の新しい在り方に変わりつつある時代。
でも偽物の仮想通貨や偽物の取引所を使用した詐欺が横行していて、
取り締まりが難しいというニュースを見て、変わってないじゃん、と思った今日この頃。