七面鳥について

日々の疑問をつらつらと。

日々の疑問をつらつらと。

普段何気なく暮らしていると、
当たり前に或るものや、わかったつもりになっている事には疑問を感じ無くなっているもので。

気付けば今年も後1ヶ月。
年々時間の進みが速くなっている気がするのは老いている証拠らしい。
年の瀬に買い物に出かけるといつも思うのが、昔と比べて正月準備のセールを打ち出している店が増えて、
クリスマス商戦が若干減っている気がする。
平成の中頃くらいまでは12月に入ると街がクリスマスで埋め尽くされていた感じがしたけど、
今は正月と半々ってかんじ。
ふと店先を見ると珍しくターキーレッグが。
そういえばチキンばかりでターキーって食べた事無いし、大体ターキーって名前が、
トルコの英名だったり、ウィスキーの名前に付いていたり、ボーリングでの3連続ストライクにも使われていたり。
日本では馴染みの無いターキーをLet’s research.


日本では「七面鳥」と呼ばれるターキー

名前の由来としては頭部の皮膚が露出している部分が、興奮すると赤や青、紫などの様々な色に変化するところから来たらしい。
そもそも日本には野生の「七面鳥」は生息していないので、馴染みがなくても仕方が無い。
生息地は主に北米で、ヨーロッパへ食肉用としてトルコ経由で輸出。
ヨーロッパはトルコから主にホロホロ鶏を輸入していたのだけれど、ヨーロッパではこのホロホロ鶏はturkey cockと呼ばれており、
このturkey cock七面鳥の見た目が酷似していたため、どちらもturkey cockになってしまい、結局輸出元のアメリカでもターキーと呼ばれることに。
まだヨーロッパが主体の時代な上に、大航海時代はトルコ経由のものが多かったため、「トルコの~」と名前が付く事が多かったそうな。
ウィスキーの方は、ケンタッキー州で始まったバーボンウィスキー会社の社長が七面鳥ハンティング仲間にバーボンを振舞った所、
とても好評だったらしく、「ワイルドターキー」という名前を友人から貰ったらしい。
ボーリングは、昔は3連続ストライクがとても難しかったそうで、その商品にターキーを付けたことが始まりらしい。
調べていて面白かったのは各国での呼び方。
アメリカイギリスターキー
ポルトガルではペルー
そしてトルコではインド(hindi)。
当時の植民地事情やアメリカ大陸発見時のインド命名から来た由来らしい。
世界を股にかけた七つの顔を持つ鳥。


肝心の味の方の評判は結構分かれていて、淡泊だけれどジューシーだとか、
チキンには無い独特な風味があって美味しいとか。
でもチキンのほうが馴染みがあって美味しい、
というコメントを見て結局チキンを買ってしまう鉄壁な今日この頃。

タイトルとURLをコピーしました